こんにちは!
せっつぁんです。
みなさん、ツール・ド・フランスって知ってますか?
名前は知っているけど何なのかはわからない、
そんな人多いんじゃないでしょうか。
今年の開催日まで1ヶ月半程なので
今回は
・ツール・ド・フランスの概要
・ロードレースの基礎知識
について解説していきたいと思います!
ツール・ド・フランスって何?
フランス語で「フランス一周」を意味する
世界最大の自転車レースです。
休憩日をはさみながら23日間走り続けます。
それは想像以上に過酷で、毎日200km以上走ったり、
勾配が20%もある山をいくつも登ったりします。
ときには、雹が降る日もあります。
そんな過酷な状況で選手たちは、やはり超人揃いで、
限られたものしか走ることを許されない、そんな大会です。
注目度も他の大会と段違いで180以上の国で放映されています。
その分広告効果も巨大で、選手一人一人がチームやスポンサーの広告役を担っています。
ロードレースって何?
ロードレースはチーム戦である!
初めて観る方はカーレースのような個人戦と思いがちですが、
ツール・ド・フランスでは1人のエースを、
他アシスト軍団が一番早く最終地点のパリシャンゼリゼまで連れて行く、正真正銘のチームスポーツなのです。
選手の仕事は走るだけじゃない!
ロードレースは観戦が無料です。
つまりチケット代というものが存在しないので、チームの運営費をスポンサー費用で賄わなければなりません。
つまり、選手一人一人が広告塔なのです。
ユニフォームにはびっしりスポンサーの名前が書き込まれており、選手はなんとかそれをカメラに写して世界に広めようとします。
そのコースでは勝つ見込みがなかったりする選手は、レース序盤に大逃げを打って目立とうとすることもあります。
勝つためには敵も味方もない!
先程も言いました通り、
エースはアシストに先頭に立って風よけになってもらいますが、先頭になるのは自分のチームのアシストだけではありません。
レースは通常、序盤に飛び出す逃げ集団と
その他のメイン集団に分類されます。
逃げ集団は、飛び出してそのままゴールするのが一番望ましい展開です。
ですが、1人でずっと走り続けていてもいずれメイン集団に捕まってしまいます。
だから、逃げてきた他のチームの選手と協調して定期的に先頭を交代しながら走ります。
メイン集団は、逃げ集団とのタイム差をコントロールしながらちょうどいいタイミングで逃げ集団を吸収し、チームを優勝させるのが一番望ましい展開です。
メイン集団の心理としては、きたるラストスパートに向けて無駄に体力を消費せずに最高のタイミングで逃げを吸収したい。
ですが、ずっと1つのチームが先頭を牽いても、そのチームだけ体力を消費して不公平ですね。
だから、敵味方関係なく先頭交代をするのです!
ずっと前に出続けるのではなく、
後ろに下がって休むのもレースでは重要なんですね。
補給係
レースは3時間から7時間と非常に長時間行うため、
水分やカロリーを補給しないままだとハンガーノックと呼ばれる状態に陥り、パフォーマンスが極端に低下してしまいます。
これを避けるために、ある区間に入るとアシストが
チームカーから水やスポーツドリンク、パンやゼリーなどを受け取り、他のチームメイトに届けに行きます。
ここが面白い!ロードレース界の暗黙の了解!?
先頭交代への参加
先頭交代をする場面で自分だけ先頭に出ず、風よけとして使うのはルール上禁止されていないものの、マナー違反でありその結果優勝したとしても実力として認められない。
面白いのは、わざと先頭交代をせず重しとなってその集団のペースを下げるという戦略があるんです。
アクシデントが起こったらペースを落とす
有力選手が落車に巻き込まれたり、メカトラブルが起こった場合、そこから一気にペースアップをすることはマナー違反とされている。
誰にでもトラブルの可能性があるので、お互い様ということですね。
地元選手が挨拶するための逃げは容認する
ツール・ド・フランスなどの長いレースでは、コース途中に選手の故郷があることが少なくない。
その場合、家族や知人への挨拶のために飛び出すことが容認される。
逃げる選手は集団にその旨を伝えてから飛び出し、挨拶が終わればメイン集団が到着するまで待たなければならない。
伝統ある大会ならではルールですね!
このようにただ走っているだけのように見えるロードレースも、意味がわかればこんなに面白いのです!
今は、3大グランツールの1つ
「ジロ・デ・イタリア」
が開催していますので気になった方はぜひ見てみてください!!
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