今年、フランス人ライダーで最も注目されたのは間違いなくジュリアン・アラフィリップだろう。
次いでピノ、バルデとなるだろうが、ある選手は絶不調で何の存在感も示せなかった。
その選手は、トニー・ガロパン。
情報源:Gallopin to return to Classics after 'worst season of my career' | Cyclingnews
トニー・ガロパン
トニー・ガロパンは、現在31歳のフランス人ライダー。
2008年にプロデビューをしてから、4つのチームを渡り歩いて現在はAG2Rに所属。
選手の特徴としては、細かいアップダウンが得意なパンチャーで、アタックをして逃げ切り勝利することも多い。
ガロパンのキャリアハイは、2014年と2018年。
2014年には初のツールステージ優勝、2018年にはブエルタでステージ優勝をした。
プロ史上最悪の年
そんなプロ史上最高の2018年を終えて次に迎えたのは、最悪の年だった。
ステージ勝利がないばかりか、何度も落車をして怪我を負った。
パリ・ニースでは肩を負傷してリタイヤ、ジロでも膝を負傷して第16ステージでリタイヤした。
ガロパン自身も不満の年だったと話している。
“It was a shit season – my worst as a pro,”
クソなシーズンでした。プロとしてはね。
“I didn't win a race, and for me that's a problem, because I race my bike to win races.Voila, there were a lot of crashes, bad luck.It's been complicated.”
レースに勝てませんでした。私にとっては問題です。なぜなら勝つためにレースをしているからです。たくさんの落車がありました。不運で難しいシーズンでした。
2020年シーズンは
2019年は、ジロやツールなどのステージレースに出るために春のクラシックレースへの出場を見送った。
しかし、それは失敗だったようだ。
“Last year I tried new things with Catalunya and the Giro, but I did not enjoy Catalunya and the Giro was complicated,
今年は、カタルーニャとジロに出場しました。しかしカタルーニャは楽しめず、ジロはヘビーでした。
今年はそれをやめて、今までのようにクラシックレースを主体にするらしい。
“Next year I’ll be going back to more of a traditional calendar, with Paris-Nice followed by the Classics.”
来年は、パリ・ニースの後にクラシックが続く伝統的なカレンダーに戻ります。
春のクラシックの後は、ドーフィネにでた後ツール・ド・フランスを目指すらしい。
ツールは、ジロへ闘志を燃やしているバルデが出場しないため、ガロパンの自由度が増すと考えられている。
来年の目標は、とにかく勝つこと。
“Cycling, for me, is about winning races – at least once during the season.It's not often happened to me that I've not won a race, and I don't want it to happen again.”
私にとってプロサイクリングとは、シーズン中に少なくとも一度はレースに勝つことです。レースに勝っていないということは私にはめったに起こらないし、二度と起きたくない。
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